ふる

西加奈子さんの小説を読んだ。
読み進めても、これはどういうオチなのか、どういう話なのか。。って結局最後までわからなかった。
でも、主人公の「花しす」の考えてることのところどころが自分と一致してるような気がして、この主人公は実在しないけど、こういう考えの人もどこかにいるんだろうなって思うと安心できた。

私たちは祝福されている。
誰かの子どもとして産まれて、いろんな人に出会って、いろんな経験をして、それを簡単に忘れ、手放し、それでも私たちは、祝福されているのだ。

忘れることにも意味があるんだなって最近は思えるようになった。
そんな大切なこと忘れていいのかよ…って自分に言いたくなるときもあるけど、自分を守るために忘れてることも結構ある。

いつでもオチでいたいって気持ちわかるなぁ。