フレディ・マーキュリー
フレディ・マーキュリーに関する本を2冊、
職場の方に貸していただき、読んだ。
ひとつは、生前フレディと関わりがあったジャーナリストの女性が書いたもの。(『フレディ・マーキュリー 孤独な道化』)
もうひとつは、フレディが亡くなる時まで恋人だった、ジム・ハットンが書いたもの。(『フレディ・マーキュリーと私』)
どちらも赤裸々で、だからこそ泣けて、とても良かった。
ジムの書いた本は、ずっと側にいたからこその日常のフレディをたくさん知ることができて、
最後の花とフレディの写真は、なんだかフレディがすでにこの世から消えかけているような、自由を手にして微笑んでいるような、そんな姿に見えてすごく良かった。
世界的なスターの、とんでもなく豪華で何不自由無い生活、そしてスターであるからこその拭いきれない孤独が最期までフレディを悩ませていたんだろうな…と思うと、有名になるのも大変だよなって改めて思う。
メアリーはフレディの死後、急に態度が変わったとか、ジムとメアリーは最期まですれ違って、仲悪かったとか書かれているけど、実際はどうなんだろう?
実際そういう態度だったのは確かなんだろうけど、メアリーも悲しくて、早くその環境から離れたかったのではないかな?新しい家族もいるのだから、その悲しみをわかる人たちで涙を拭い合うよりも、一人でその悲しみや、フレディが生きていた頃の思い出と向き合いたかったのではないかな?って思う。
だってそんなひどい人なら、フレディが生涯愛したはずはないよ。
最期までフレディの周りにいた人たちは、皆フレディの死を受け入れるのに時間がかかったんだと思う。優しくて素敵な人たち。
queenのフレディ・マーキュリーではなく、
一人の人間としてのフレディを知ることができる本でした。
- 作者: レスリー・アン・ジョーンズ,岩木貴子
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
- 発売日: 2018/12/20
- メディア: 単行本
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- 作者: ジムハットン,Jim Hutton,島田陽子
- 出版社/メーカー: ロッキングオン
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: 単行本
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